ちょんまげラーメン

吉本興業に所属するお笑いコンビ「ちょんまげラーメン」は、2010年に結成されました。2025年6月18日に現在のコンビ名へ改名する以前は、「インディアンス」として親しまれていました。NSC大阪校31期出身の二人は、ハイテンションな漫才で人気を博しています。

ボケを担当するのは、兵庫県たつの市出身の田渕章裕(たぶち あきひろ)です。関西大学経済学部卒。愛称は「たぶっちゃん」や「ブッチー」。トレードマークは黒いスーツに小さめの白いシャツ、そして母親手作りのヒマワリのコサージュです。たつの市のふるさと親善大使も務めています。

ツッコミを務めるのは、大阪府箕面市出身のきむです。大阪産業大学中退。眼鏡ピンクのスーツがトレードマーク。既婚者で二人の娘がいます。推理作家の中山七里氏のファンとしても知られています。

コンビは結成後、一度解散し、その後再結成を果たした経緯を持ちます。田渕は過去、ミキの昴生と短期間コンビを組んでおり、この経験がきむと昴生の間に複雑な関係を生んでいることは、一部の番組でも話題となりました。2016年4月には活動拠点を東京に移し、若手劇場を中心に活動を本格化させました。

彼らのキャリアにおいて特筆すべきは、漫才の最高峰を決めるM-1グランプリでの活躍です。2019年に初の決勝進出(9位)を果たすと、2020年には敗者復活から2年連続の決勝進出(7位)、そして2021年には3年連続で決勝に進み、最終決戦まで駒を進め、惜しくも3位となりました。その後は準々決勝敗退が続きましたが、2024年には再び準決勝に進出するなど、常にM-1の舞台で存在感を示しています。M-1以外にも、「ネタパレNEW YEARグランプリ2020」での優勝や「上方漫才協会大賞」文芸部門賞など、他の賞レースでも実績を残しています。

彼らの漫才スタイルは、ボケの田渕が勢いよく次々とギャグやフレーズを繰り出す畳み掛け型が特徴です。「西のザキヤマ」と評されることもあり、その手数で観客を圧倒します。対するきむは、このパワフルなボケを的確に捌き、時に感情的なツッコミで笑いを誘います。ネタの締めには、田渕が「シェー」のポーズを決めるのがお決まりです。

コンビ名の「ちょんまげラーメン」への改名は、2025年6月18日放送のテレビ番組企画内で発表されました。旧名の「インディアンス」として築き上げた知名度を引き継ぎつつ、新たな名前で活動を展開しています。

テレビやラジオ、Webメディアなど、多岐にわたるメディアで活躍しており、情報番組やバラエティ番組でのレギュラー出演、ドラマ出演(田渕)など、その活動の幅は広がり続けています。

M-1での輝かしい実績と、勢いと笑いに満ちた独自の漫才スタイルで、お笑い界での確固たる地位を築いたちょんまげラーメン。改名を機に、さらなる高みを目指し、多くのファンに笑いを届けていくことでしょう。

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